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水について

ここでは、皆様のおうちの蛇口から出てくるお水がどのような処理をされ、どんな経路で運ばれてくるのかについて、お話させていただきたいと思います。
日本の水は安全といわれていますが、消毒をしているのはあくまで浄水場です。浄水場から蛇口まで、水道管や貯水槽などを通るのです。そういった道程での汚染などの危険性をぜひ把握していただきたいと思います。
日本の水源が年々悪化の一途をたどっていることはご存知だと思います。汚れた川や地下水は、浄水場で「ろ過」「殺菌」「消毒」され、水道水として各家庭の末端の蛇口まで運ばれてきます。水道水は、無菌状態で蛇口まで届けるため、残留性のある塩素が入っています。

その濃度は、末端の蛇口から吐出される時点で、最低0.1PPM以上と定められています。浄水場に近いほど塩素濃度は濃くなります。下限は決められていますが上限は決められていないということも心配の要因となります。

塩素が与える悪影響

塩素は、細胞に悪影響を及ぼし、肌や髪の状態を悪化させ乾燥肌や湿疹、髪の毛の傷みの原因、アトピー性皮膚炎や喘息の悪化の原因となることもあります。そしてビタミンの破壊を誘発し、水道水で洗浄した食品のビタミンを、10%~30%ほど消失させることも確認されています。

水道管の汚染

水道管は地中にあり、清掃しているのは行政になりますが、全てに通じている水道管を小まめに清掃しているとは考えにくく、水道管は汚れていくものと思われます。

内部に水垢や有機物などがたまり、ヘドロ化している水道管もあるということも耳にします。

 

現在でも多くの地域で使用されている鉛の水道管ですが、鉛は水に溶けやすく体内に蓄積されやすい物質です。水道管の腐食により、鉛の成分が流出するのはとても怖いことです。

鉛による健康被害を受けると、腎障害、脳症、運動神経麻痺、貧血や学力低下、不眠、原因不明の疲労感など、さまざまな症状が現れます。

また、水道管の腐食による錆も、健康被害を受ける一因になりかねません。

 

 

貯水槽の汚染

貯水槽の内部は藻が繁殖し、 ゴミ・ゴキブリ・蚊・ネズミ・鳥の死骸まで見つかることがあります。

川の水の流れを止めると自然浄化力がなくなるのと同じで、タンクに溜められた水には汚れが溜まる一方です。

当然ながら小まめに貯水槽を清掃・点検することが望ましいですが、法的な義務では年1回の清掃および水質検査となっているため、年2回程度の清掃や点検しか行われていない可能性も。そのため、個人個人が水の安全性に対するリスクを認識し、対策を行うことが重要となります。

きれいで安全な水を摂取するために、浄水器や蒸留水器の利用も必要です。

水道水の殺菌・消毒の際にお話ししましたが、水道水には必ず残留塩素があります。塩素は、雑菌などの消毒をするためには必要ですが、残留塩素が飲料水などを通じて体内に入ることは、悪影響こそあれ、好影響はありません。

水に含まれる有機物と消毒に使われる塩素が化学反応を起こして生成されるトリハロメタンは、発がん性物質です。

摂取し続けると、アトピー性皮膚炎の悪化、喘息の悪化、内蔵や中枢神経への悪影響、流産のリスクなど、健康への影響が考えられますので、摂取量は少ないにこしたことはありません。

トリハロメタンは、40分以上沸騰(100℃)させると良いと言われていますが、中途半端な沸騰時間で行った場合に、トリハロメタンが増加してしまうことがありますので注意が必要です。また40分以上沸騰させた場合、水分が蒸発してしまうため、沸騰させても蒸発しない他の有害物質が濃縮した水ができあがる可能性があります。

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